病院に行くべきサイン

TIPS

病院に行くべきサイン

SIGN

このような症状がある場合には病院受診を勧めます。
オーナー様の不安を煽るつもりは決してありません。ただ、いつも一緒にいる家族の体調変化のサインには是非とも気付いてあげてください。

いつも一緒にいるオーナー様からみて元気がないと感じる。

どうぶつ達は皆、安心した環境(いつも生活しているところ)の方が体調の把握がしやすいです。病院に来て元気そうでも自宅では何か違うとオーナー様が感じた場合には一度検診も兼ねて病院受診することを勧めます。

最近体重が減ってきた。

どうぶつ達も加齢に伴い痩せることはありますが、そうでない場合もあります。何らかのトラブルを抱えていることもあります。

咳がでる。

散歩中に動物が元気にグイグイ引っ張ることで発咳することはあっても日常において頻繁に咳をするケースは少ないです。気管や肺、心臓の問題の可能性に注意しましょう。

歩きたがらない。

関節や脊椎などの問題の可能性もあります。

食欲はあるが硬いものを食べなくなった。

歯の異常の可能性があります。

ご飯を食べるスピードが遅くなった。

食べるスピードはその子により様々ですが、いつもと比べて明らかに時間がかかる場合などが胃腸の調子が落ちているケースもあります。

他にもたくさんのサインはありますが上記のものは、いつも一緒にいるオーナー様にしかわからないケースが多いと感じます。

何かありましたらお気軽にご相談ください。

救急疾患について

EMERGENCY MEDICAL

どうぶつ達もひとと同様に急に調子を崩してしまうことがあります。
そんな時にオーナー様が知っているだけで助かる命があるということを知っていてください。

様子を見てはいけない
緊急疾患および緊急の外科について

出産予定日をすぎているのに生まれない(破水したのに生まれない等)
お腹が急に張ってきた。吐きそうなのに何も吐けない
吐いた後にぐったりしている
大量に吐血あるいは下血している
呼吸が苦しい
急に歩けなくなった
痙攣している
異物や中毒物質を誤食した
トイレに入ったり出たりを繰り返し、元気がない
生理が終わらないあるいはいつもと違う時期に生理がきている
デベソなどのヘルニア部が急に大きくなり色が変わった。痛がっている

他にも様々な注意点はありますが、少なくとも上記については様子を見てはいけません。

院長が経験したことのある緊急の外科手術

腹腔内腫瘍破裂(肝臓、脾臓、腎臓等)に対して 腫瘍摘出術
外傷性の膀胱破裂に対して 膀胱整復術
胆嚢破裂に対して 胆嚢摘出術
消化管破裂(外傷性、腫瘍性)に対して 腸管の吻合術、胃-空腸吻合術
ヘルニア部嵌頓による臓器壊死に対して ヘルニア整復および臓器整復術
その他 帝王切開術、胃捻転整復術、腸捻転整復術、外傷部縫合 等

上記の外科手術が必要などうぶつ達は通常よりも遥かに麻酔リスクも高くなります。時間が経つにつれそのリスクは上がる一方です。できる限り早期にオーナー様がどうぶつの状態に気付いてあげてください。